【SDGs】マイクロプラスチックの危険性と脱プラスチックへの取り組み(後編)

こんにちは😊向山かおりです✨


前回は、友人に教えてもらった

「飲料水にマイクロプラスチックが含まれている」

という話から海洋プラスチックごみとマイクロプラスチックから起こる海の生態系への悪影響についてお話ししました。

 

【SDGs】マイクロプラスチックの危険性と脱プラスチックへの取り組み(前編) - 向山かおりのOhanaブログ

 

今回は、

SDGsの目標:12に設定されている

作る責任・使う責任

の観点から私たちが出来る脱プラスチック活動を考えていきたいと思います。

 

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画像引用元:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/12-responsible/


目標12-4では下記のように記載されています。

2020年までに、国際的な取り決めにしたがって、化学物質やあらゆる廃棄物(ごみ)を環境に害を与えないように管理できるようにする。人の健康や自然環境に与える悪い影響をできるかぎり小さくするために、大気、水、土壌へ化学物質やごみが出されることを大きく減らす。

 


ゴミについてどうして明確に提言されているか気になり調べてみました。


▶︎プラスチック製品のゴミが土に還るまでの期間は約1,000年!?


海外のサイトになりますが、

ゴミが捨てられたあと、分解され土に還るまでどれくらいの期間が必要かがまとめられています。

 

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画像引用元:

https://www.liveabout.com/how-long-does-it-take-garbage-to-decompose-2878033


電車の紙の切符:約2週間

オレンジの皮:約6ヶ月

牛乳の紙パック:約5年

缶:約50年

電池:約100年

ペットボトル:約450年


想像以上に時間を要することに驚きました。


ペットボトルをはじめとするプラスチック製品は他のゴミよりも年数がかかると言われており、製品によっては約1,000年もの時間をかけてやっと土に還るというデータもあるそうです。


その為、脱プラスチックへの取り組みは世界的に行われています。


具体的にどんな取り組みがあるのか見てみましょう。

 

▶︎脱プラスチックの世界的な取り組み


サンフランシスコ国際空港でペットボトルの水の販売を廃止

 

「ペットボトルに入った水は売らない」。サンフランシスコ国際空港がルールを改定 | TABI LABO

 

2019年8月20日からアメリカのサンフランシスコ国際空港では、ペットボトルに、入った水の販売を禁止しています。


これは、アメリカの州や企業では、プラスチック製品の禁止として広がっている活動の一つです。


日本よりもアメリカは脱プラスチックという観点では先に進んでいるように感じますね。

 

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画像引用元:

https://hanako.tokyo/travel/129684/


サンフランシスコ国際空港内では、ペットボトルに入った水の販売禁止に伴い、空港内に約100ヶ所の給水所が設置されています。


ペットボトルに入った水がないことでマイボトルの利用が増える取り組みですね。


②海洋ゴミから作られたサッカーユニフォーム

「海洋ゴミ」からつくられたユニフォームを、超名門クラブが着用 | TABI LABO

 

「More than a Club」


こちらはスペインのサッカーチームFCバルセロナのスローガン

「クラブ以上の存在」として、2016年に海洋ゴミから作られたユニフォームをadidasが開発しました。

 

海洋保護団体「Parley for the Oceans」とパートナーシップを結び、漁網やペットボトルからスニーカーを製造するなど環境保全活動に力を入れているadidasが開発したものだ。


ロゴ等の印字は自然に配慮したものを使用することで薄くなっているとのことですが、色鮮やかなユニフォームは目を引きますね。


ファンや話題性などから脱プラスチックへの認識を与えるのは名門クラブチーム等注目を集めやすい団体が行うことでより多くの人へメッセージを届けることができます。

 

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③バイオキャップによる95.2〜99.9%のマイクロプラスチックを除去する研究

科学者がマイクロプラスチックを飲料水から取り除く解決策を開発 | TABI LABO


「飲料水にマイクロプラスチックが含まれている」ことから飲む水をマイクロプラスチックを除去する研究がブリティッシュコロンビア大学を主導に行われているそうです。

 

木くずとタンニンで構成されている「バイオキャップ」というフィルタリング技術。タンニンを含んだ木くずが、水のカラムから95.2〜99.9%のマイクロプラスチックを除去することに成功した。

 

バイオキャップは、自然で効果的な解決策の一つとなります。

 

脱プラスチックはこれ以上プラスチックゴミを増やさないことが目的とされていますが、すでにあるプラスチックの対処に特化した研究ですね。


▶︎私たちが個人でできること

世界的に様々な脱プラスチックへの取り組みがされていますが、私たち個人も出来ることをしていきたいですね。


サンフランシスコ国際空港の例から

マイボトルの持参、ペットボトル飲料の購入を控えることが身近な取り組みの一つと思います。


また、FCバルセロナの活動は認知を広げていることから私たち一人一人が脱プラスチックを意識付けする為に興味を持ち続ける必要があります。


ブリティッシュコロンビア大学のようにプラスチックゴミの除去や再利用の研究もされています。


先日、文房具ブランドのジェットストリームでは海洋プラスチックゴミから作られたボールペンを発表していました。

 

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このような製品を優先して使うことも私たちが出来ることですね。


いかがでしたか?


脱プラスチックが世界中で取り組まれていることがわかりましたよね。


われわれ1人1人の意識を高め、日頃からプラスチック製品の利用を少なくすることがまず出来ることだと思います。


私もマイボトルやエコバッグを利用して日々の生活でできることから脱プラスチックをしていきます。